「バイト先突撃」が、
入社の決め手に？

　居酒屋の接客に子ども向け英語塾の講師、雑貨屋の店員、選挙の開票……。さまざまなアルバイトを掛け持ちし、アメリカへ留学もした。とにかく好奇心旺盛で、コミュニケーションを交わすことが大好き。そんな池田も、自らの将来を決めることはなかなかできなかったという。
　「やりたいことは何か。そう言われても、『何やろ？』というのが正直なところ。就職活動で意識したのは『どんな人と働くか』。とにかく先入観を持たずに幅広い業界を見て回りました」
　メーカー・商社・旅行会社・空間デザインなど、さまざまな業界を見て回る中で、心にとまったのがティーガイアだった。当初は、携帯ショップ運営のイメージしかなかったが、ユニークな事業を多く展開している「なんでも屋さん」であることに魅力を感じたそうだ。
　「最終的な決め手になったのは、何よりも人を大事にする風土を感じたことです。当時、私は西日本支社近くの居酒屋でアルバイトをしていたのですが、面接があったその日に本社の人事担当者がやってきて、『気になったから、来ちゃったよ』って（笑）。ほとんどドッキリでしたが、いち就活生をこんなにも気にかけてくれたことに感激し、この会社で働きたいと思う気持ちが強くなりました」

ビジネスは人と人。信頼がすべて

　入社後３年間の携帯ショップ勤務を経て、現在、池田は西日本ソリューション営業部で活躍している。法人顧客に対するスマートフォン・タブレットの販売をはじめ、社員が端末を紛失した時のセキュリティ対策システムや、コロナ禍を受けてのオンライン会議ツール、テレワークを快適にする商材など、多様なソリューションを提案している。
　「営業スタイルは大きくふたつ。私自身がお客さま企業に向き合う直接営業と、パートナーである代理店さんに商材を売っていただくマネジメント営業を平行して任されています。とくに難しいのは後者のマネジメント営業。誰かに動いてもらい、成果を上げてもらうことには大きな苦労が伴います」
　パートナーである二次代理店が扱うのは、ティーガイアの商材だけではない。電気やガスなどさまざまな他社製品を扱う彼らに対して、どのようなメリットを感じてもらい、商品の知識を深め、成果を出してもらうのか。そのためには、営業としての知見に長けているだけでなく、モチベーターとしての側面も求められることになる。
　「パートナーと同じ目線に立ち、真摯に、誠実にコミュニケーションを重ねることを心がけています。ビジネスは人と人で成り立つもの。信頼がなければ、成果も生まれません。何か不明点があれば、即座に、懇切丁寧にサポートしていく……。ときには、パートナーさんの商談中に問い合わせをいただき、お客さまと会話するなんてこともありました（笑）。」

感謝を力に、もう一歩、先へ

　その仕事ぶりは、顧客やパートナー代理店から絶大な信頼を集めている。「あなたがいてくれてよかった」「池田さんのおかげで助かった」。そうした言葉の一つひとつが、彼女のさらなるモチベーションにつながっている。
　「入社後に配属されたショップ勤務時代も、現在のソリューション営業の仕事もそうですが、ティーガイアの仕事は『私自身の存在』を認めてもらえる機会にあふれていると感じます。そして、そうした人と人との関係を通して、私自身も新たな世界を目の当たりにし、大きく成長させていただくことができました。今後の目標は、モバイル以外の分野にも挑戦し、マルチに活躍できる存在になること。自社にいながら転職したような経験ができるのも、『なんでも屋さん』たるティーガイアの魅力ですからね」
　入社７年目を迎えた今も、自らの未来にワクワクできる。もう一歩、今の自分を越えていこうと思える。そんなキャリアを実現できる環境にいる。それは、人財にとってこれ以上ない幸せなのかもしれない。