• TOP
  • コラム
  • フリーアドレスとは?利用するメリット・デメリットや導入の手順を解説

フリーアドレスとは?利用するメリット・デメリットや導入の手順を解説

アイキャッチ画像
  • 「フリーアドレスってどんなものなの?」
  • 「導入したらどういった効果があるの?」

企業の総務や情報システム部の方は、上記のような疑問を抱いているかもしれません。フリーアドレスを導入すると、オフィススペースの有効活用やコミュニケーションの活性化が期待できます。一方で、従業員の不満や業務効率の低下といったリスクも懸念されます。

今回の記事では、フリーアドレスの具体的なメリット・デメリットや、成功のための導入ポイントを詳しく解説。フリーアドレスについて気になるという企業担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

ティーガイアが販売しているAcallは、働きやすさを実現するオフィス管理ツールです。オフィスのどこに誰がいるのかを瞬時に把握できることで、コミュニケーションが一層スムーズに。さらに座席予約機能により無駄なトラブルを回避し、最適な作業環境を確保できます。

リモートワーク中のメンバーの状況もリアルタイムで把握できるため、どこにいてもチーム全体の一体感の維持が可能。Acallを導入することで、オフィスでも自宅でも、最高のパフォーマンスを発揮できる環境が手に入ります。

ティーガイアが販売しているオフィス管理ツールの詳細は、以下のリンクからご確認ください。

目次 [開く] 目次 [閉じる]

フリーアドレスとは?

フリーアドレスとは、従業員が固定の席を持たず、自由に座席を選んで仕事をするワークスタイルのことです。たとえば、プロジェクトに集中したいときは静かなスペースで、チームメンバーと協力が必要なときは、オープンスペースで作業することが可能です。

従来の固定席制とは異なり、業務内容や気分に応じて最適な環境で働けることで、業務効率の向上や従業員の創造性の発揮につながります。柔軟性と自由度の高さがフリーアドレスの強みです。

固定席の場合
フリーアドレスの場合

フリーアドレスの注目が集まっている背景

フリーアドレスが注目される背景には、働き方改革やICTツールの進化があります。クラウドベースの業務システムにより、従業員はオフィスに限らずどこでも仕事ができるようになりました。さらにペーパーレス化が進み、紙の書類を個々で管理する必要性が少なくなっています。実際に日本の官公庁でも、フリーアドレスの導入が進んでいる状況です。

また、コロナ禍によるリモートワークの浸透も、フリーアドレスが注目を集める要因のひとつとされています。現在ではリモートワークが働き方のひとつとして定着しており、フリーアドレスの注目も高まっています。

フリーアドレスを導入するメリット

フリーアドレスを導入するメリットについて紹介します。

  1. オフィススペースを有効活用できる
  2. 従業員のコミュニケーションが活発化する
  3. 業務効率・生産性の向上が期待できる
  4. 急な組織変更でも臨機応変に対応できる

オフィススペースを有効活用できる

フリーアドレスを導入すると、オフィススペースの有効活用が可能です。たとえば、固定席を設けないことで空席が減り、空間を効率的に使えます。その結果、従業員はその日の業務内容に応じて、会議室や集中スペースなど、最適な場所で仕事ができるようになるでしょう。

さらに不要なデスクを減らすことで、オフィススペースを節約し、新しい設備やリソースを導入する余地が生まれます。フリーアドレスの導入により、柔軟で快適な職場環境が整い、全体の生産性向上が期待できます。

従業員のコミュニケーションが活発化する

フリーアドレスの導入は、従業員同士のコミュニケーションを活性化させます。さまざまな部署のメンバーが同じ空間で働くことで、部署の枠を超えたアイデアの共有や新しい発想が生まれる可能性が高まるでしょう。また、社内全体の活気向上にもつながり、従業員の働く意欲が高まります。

コミュニケーションの効率をより上げるなら、LINE WORKSの導入がおすすめです。気軽に連絡を取り合える環境が整い、情報共有がスムーズに進みます。LINEと同じような使用感なので、どなたでも問題なく利用が可能です。

LINE WORKSの詳細は、以下のリンクから確認できるのでぜひご参照ください。

業務効率・生産性の向上が期待できる

フリーアドレスの導入により、業務効率や生産性の向上が期待できます。フリーアドレスは、業務内容に応じて最適な環境を自由に選べるワークスタイルです。

集中して作業したいときには静かなスペースで、チームとコミュニケーションを取りたいときにはオープンスペースを選べます。幅広い選択が可能となり、各従業員が最大限のパフォーマンスを発揮できるでしょう。結果として、業務の質が向上し、全体の生産性にも良い影響を与えられるようになります。

急な組織変更でも臨機応変に対応できる

フリーアドレスを導入することで、急な組織変更にも臨機応変に対応できます。たとえば、部門の統合や、新規チームの設立などのケースが該当します。固定席がないフリーアドレスであれば、レイアウト変更にかかる時間やコストを大幅に削減できるでしょう。

またフリーアドレスであれば人員の増減が発生しても、座席レイアウトの大幅な変更が不要です。急なビジネスニーズに対する適応力が高まり、組織全体として働きやすさの向上が見込めます。

フリーアドレスを導入するデメリット

フリーアドレスを導入することによるデメリットは以下の3つです。

  1. 従業員の管理がしづらくなるケースがある
  2. 費用がかかる
  3. 従業員の負担が増える可能性がある

従業員の管理がしづらくなるケースがある

フリーアドレスの導入には、従業員の管理が難しくなるというデメリットがあります。固定席がないと、従業員の所在が把握しづらくなるためです。マネジメント層が管理の負担を減らすためには、適切なツールやシステムの導入が必要になります。

たとえばBeacapp Hereや前述したAcallなら、オフィス内で従業員やモノの位置をリアルタイムで可視化し、管理の課題を解決できます。アプリをインストールするだけで簡単に利用できる、おすすめの管理ツールです。Beacapp Hereなどのツールにより、フリーアドレス環境でも円滑な勤怠管理やコミュニケーションを実現できるでしょう。

Beacapp Hereの詳細は以下のリンクで詳しくまとめているので、ぜひご確認ください。

費用がかかる

フリーアドレスの導入には、一定の費用がかかります。たとえば、フリーアドレスに適したICTツールの導入費用です。ICTツールの例として、座席管理システムやコミュニケーションツールが挙げられます。

また、運用開始後も、システムのメンテナンスや管理にかかるコストが継続的に発生します。これらの費用を考慮し、費用対効果を十分に検討してから導入しましょう。

従業員の負担が増える可能性がある

フリーアドレスを導入すると、従業員の負担が増える可能性があります。考えられる負担としては、毎日仕事をする場所を探す手間や、必要な荷物を持ち運ぶ手間です。また、適切な運用ルールやマナーが浸透していないと、座席の確保を巡るトラブルが起こる可能性もあります。

上記の課題を解決するためには、事前に従業員へ説明や研修を実施し、スムーズな運用体制を構築しなければなりません。適切なルールの設定と共有により、フリーアドレス環境でも快適に働けるようになります。

フリーアドレスを導入する際の手順

フリーアドレスを導入する際の手順は以下のとおりです。

  1. フリーアドレス導入の目的を定める
  2. 運用方法や座席数を決める
  3. 必要な備品をチェックする
  4. 試験的に導入してみる
  5. 運用して出てくる問題点をヒントに改善を行う

フリーアドレス導入の目的を定める

フリーアドレスを導入する際は、まず目的を明確にすることが重要です。たとえば、オフィスの縮小を目指す場合、具体的にどれだけのスペースやコストを削減したいのかを設定します。コミュニケーション活性化を目的とするなら、部門間の交流を促進するために具体的な目標を立てましょう。

また業務効率の向上を目指す場合、導入後のパフォーマンス指標を設定し、実際の成果を測定することが大切です。目的を明確にすることで、導入後の効果測定がしやすくなり、具体的な改善点や成功要因を把握しやすくなります。

運用方法や座席数を決める

フリーアドレスを導入する際は、運用方法や座席数を慎重に決定しなければなりません。フリーアドレスには、すべての座席を自由に使用する方法(完全フリーアドレス制)と、固定席とフリーアドレス席を組み合わせる方法があります。自社に合った運用方法を選びましょう。

次に従業員数や業務内容を考慮して、適切な座席数を決定します。従業員の出勤パターンや業務の種類によって、十分なスペースの確保が必要です。
また、座席予約システムの導入も検討しましょう。座席の予約や管理が効率化されるため、無駄なトラブルを防げます。

必要な備品をチェックする

フリーアドレスを導入する際は、必要な備品をしっかりとチェックしましょう。まず、フリーアドレスに適したデスクやチェアを選びます。可動式のデスクや快適なチェアを用意すれば、どの場所でも快適に作業できるようになります。

個人ロッカーを用意し、従業員が私物を安全に保管できるようにすることも大切です。さらに無線LAN環境を整え、どこでも安定したインターネット接続ができるようにしましょう。

また、情報流出のリスクを抑えるために、セキュリティ対策も大切です。備品のチェックとセキュリティ対策を行うことで、従業員が快適かつ安全に働ける環境を構築できます。

試験的に導入してみる

フリーアドレスは、まず試験的に導入してみることをおすすめします。一部の部署やチームでフリーアドレスを試行し、その結果を評価しましょう。座席の管理方法や運用ルールなどの問題点を洗い出すことで、必要な改善点が見つけられます。

また、従業員からのフィードバックを積極的に収集し、実際の使用感や課題を把握することも重要です。座席予約システムの使い勝手や、共有スペースの利用状況など、従業員の意見を集めましょう。試験的な導入を実施することで、フリーアドレスの運用ルールやマナーを社内に浸透させられます。

運用して出てくる問題点をヒントに改善を行う

フリーアドレスを導入した後は、運用中に発生する問題点をヒントに改善を進めます。本格的な導入後も定期的に従業員へのアンケートやヒアリングを実施し、座席の利用状況や管理の問題点を把握しましょう。従業員からの意見をもとに、レイアウトの見直しや運用ルールの改定を行うことで、改善が可能です。

たとえば、座席の混雑に関するフィードバックがあれば、席の増設やレイアウトの変更を検討します。予約システムの使い勝手が悪い場合は、システムの変更、アップデートを考えましょう。継続的な改善を通じて、より快適で機能的なオフィス環境を構築し、全従業員がより働きやすくすることが大切です。

ティーガイアが販売していAcallは、働きやすさを実現するオフィス管理ツールです。オフィスのどこに誰がいるのかを瞬時に把握できることで、コミュニケーションが一層スムーズに。さらに座席予約機能により無駄なトラブルを回避し、快適な作業環境を確保できます。

リモートワーク中のメンバーの状況もリアルタイムで把握できるため、どこにいてもチーム全体の一体感の維持が可能です。Acallを導入することで、オフィスでも自宅でも、最高のパフォーマンスを発揮できる環境が手に入ります。

オフィス管理ツールにご興味がある場合は、以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。

フリーアドレスの導入で失敗しないための対策

フリーアドレスの導入で失敗しないためには、以下の対策を講じましょう。それぞれについて詳しく解説します。

  1. ICT環境などの専門業者にサポートしてもらう
  2. フリーアドレス導入の目的を事前に決めておく
  3. フリーアドレス導入の目的を従業員に伝える

ICT環境などの専門業者にサポートしてもらう

フリーアドレスの導入で失敗しないために、ICT環境などの専門業者からサポートを受けましょう。導入前の計画段階から、専門業者のアドバイスを受けることで、リスクを軽減できます。たとえば、適切な座席管理システムの選定や、無線LANの設計についてアドバイスを受けるのがおすすめです。

また、事前に十分なノウハウを取得することで、スムーズな導入が実現できます。専門業者が提供するマニュアルや研修方法を活用し、従業員への教育を徹底しましょう。

さらに、導入後も継続的なフォローアップ体制を構築することで、問題が発生した際に素早く対応できます。専門業者のサポートにより、長期的に安定した運用が可能となり、フリーアドレスの導入効果を最大限発揮できるでしょう。

フリーアドレス導入の目的を事前に決めておく

フリーアドレスの導入で失敗しないためには、事前に目的を明確にすることが大切です。たとえばコスト削減を目指す場合、具体的にどれだけのスペースや費用を削減したいのかを定めます。

コミュニケーションの活性化を目指すなら、どのような部門間交流を促進したいのかを決めましょう。業務効率向上を目指す場合は、どのような業務プロセスを改善したいのかを詳細に決めます。

目的が不明確だと、導入後に費用対効果を実感しづらくなり、期待していた効果が得られない可能性があります。「とりあえず導入しよう」という考えではなく、明確な目的を持つことで、導入後の評価や改善がスムーズに進むでしょう。

フリーアドレス導入の目的を従業員に伝える

フリーアドレスを導入する際は、従業員にその目的をしっかりと伝えることが重要です。導入の目的がコスト削減であれば、具体的な削減目標や期待される効果を説明します。また、コミュニケーション活性化を目的とする場合は、どのように業務の効率が向上するか、具体的な例を挙げて説明しましょう。

さらにメリットだけでなく、デメリットについても正直に伝えることが大切です。たとえば、フリーアドレスによる座席の取り合いや、荷物の持ち運びの手間が増える可能性がある点です。従業員が導入の意図とメリットを理解することで、協力を得やすくなり、フリーアドレスが社内に浸透しやすくなります。

まとめ

フリーアドレスは、従業員が自由に座席を選んで働ける柔軟なワークスタイルです。業務効率や、従業員のモチベーションを向上させる効果が期待できます。またオフィス賃料の削減や、部署を超えたコミュニケーションの活性化もメリットとして挙げられます。

ただし、従業員管理の難しさや運用コストなどのデメリットもあります。導入前に専門業者のサポートを活用し、明確な目的を設定しましょう。目的にあわせて、適切なオフィスツールを使用することもおすすめです。

ティーガイアが販売しているAcallは、従業員の働きやすさを実現するオフィス管理ツールです。オフィスのどこに誰がいるのかを瞬時に把握できることで、コミュニケーションが一層スムーズに。さらに座席予約機能により無駄なトラブルを回避し、働きやすい環境を確保できます。

リモートワーク中のメンバーの状況もリアルタイムで把握できるため、どこにいてもチーム全体の一体感の維持が可能です。Acallを導入することで、オフィスでも自宅でも、従業員が快適に働ける空間を作り出せます。

お客様のニーズに最適なご提案とお見積りをいたしますので
お気軽にお問い合わせください
コーポレートサイトへ
PAGE TOP